童謡に「烏の子」があるものの、烏が親しまれてきたかどうか異論もあろう。しかしよく知られてきたことは間違いない。次の2種の総称。 |
ハシボソガラス |
ハシブトガラス |
鳥 名 | ハシボソガラス 嘴細鴉 Carrion Crow Corvus corone |
ハシブトガラス 嘴太鴉 Jungle Crow Corvus macrorthynchos |
( スズメ目 / カラス科 / カラス属 ) 仲 間 | ||
異 名 | 慈鳥、ぼそ | 山鴉、ぶと |
大きさ | L50cm | L57cm |
時期 | 留鳥・漂鳥 | 留鳥・漂鳥 |
季 語 |
新 年: 初鴉 春 : 鴉の巣 夏 : 鴉の子、親鴉 秋 : 別れ鴉 冬 : 寒鴉 | |
由 来 | 鳴き声から、カラ=黒+ス=シ(鳥の意)--- | 英名carrion=屍肉 | 種小名;嘴太 |
餌 | 昆虫、鳥の雛・卵、木の実 | 雑食性、昆虫、トカゲ、カエル、穀物、果実、小鳥の卵・雛、腐肉、残飯 |
鳴き声 | ガーァ ガーァ ガーァ 聞きなし;があがあ | カアカアカア 聞きなし;かわい、かわい(童謡) 阿呆阿呆(アホウアホウ) かかあかかあ(嬶々) |
鳥の天気予報・災害等の予知 | 鴉が騒ぐと大雨 カラスが早く塒に帰ると雨 烏が鳴くと天気が変わる 烏浴すれば風雨の示し 月夜にカラスが啼くと、流産する 闇夜のカラス啼きは、縁者が死ぬ知らせ 烏が鳴くと人が死ぬ 月夜烏は火に祟る 烏が子を運べば近くに火事 烏は三年先を知る 烏はその日の役で鳴く | |
ことば | 烏に反哺の孝有り 烏の鳴かぬ日は有れど、 烏を鵜に使う 烏を鷺 烏合の衆 烏の行水 カラスの爪痕 | |
イメージ | プラスマイナス両面 親しみ;童謡に歌われた 神の使者;神武天皇の道案内(ヤタガラス) 繁殖中の小鳥の雛、卵を襲う 悪;生ゴミ食い漁り、農作物荒し 賢い、情報通-----軍事の神(ヨーロッパ)、知恵者 | |
漢字 | 「漢字の森の鳥」「烏」 「漢字の森の鳥」「鴉」 | |
和色名 ; 烏の濡れ羽色 「色の森の鳥」を参照方 接頭的---つやのある黒 カラ=トルコ語で黒の意、カラコルム(黒い山)、カラデニズ(黒海) | ||
色名 ; レイヴン raven(ワタリガラス)=真っ黒 crow=紫みの黒---濡れ羽色 | ||
メ モ | ブトのほうがボソよりも都会に順応 |
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